Companhia Brasileira de Distribuicao CBD(グルーポ・パオ・デ・アスーカル)の2021年第1四半期の業績は、オンラインでの堅調な業績に加え、GPAブラジルとグルーポ・エクシトの好調さに支えられ、堅調に推移しました。
GPAは、販売管理費の削減に努めたことに加え、ポートフォリオの変更や各国でのデジタル化の推進などにより、EBITDAと利益が大幅に増加しました。しかし、当四半期はパンデミックの影響で厳しい状況が続きました。
2021 年第 1 四半期のコンパニア・ブラジレイラ社の継続事業の純利益は 1 億 1,300 万レアル (2,070 万ドル)となり、前年同期の純損失 2 億 4,600 万レアル(4,500 万ドル)から大幅に増加しました。この増益は、売上高および調整後EBITDAの堅調な増加に支えられたものです。
結果の詳細
当四半期の売上総利益は137億2,200万レアル(約25億960万円)となりました。現地通貨での売上総利益は、堅調なオンライン販売と実店舗の改装・転換を背景に、前年同期比4.8%増となりました。GPAブラジルに加え、Grupo Exitoも好調に推移しました。特筆すべきは、食品のEコマースが引き続き主要な牽引役となっており、第1四半期に137%の増加を記録したことです。当四半期のE-コマースの売上高は142%増加し、オンラインの普及率は3.7%から8.2%(連結ベース)へと2倍以上に拡大しました。
確かに、同社のデリバリーモデルには、即日配達のエクスプレスやクリック&コレクト、翌日配達のトラディショナル、ラストワンマイルの翌日配達のジェームズ・デリバリーやオープン・プラットフォームなどがあり、その恩恵を受けています。さらに、同社のロイヤリティプログラムやアプリ開発の取り組みも成果を上げています。デジタル面では、同社のプラットフォームによる拡大と、提携関係の構築に引き続き注力しています。
売上総利益は、現地通貨で10.3%増の32億4,500万レアル(5億9,350万ドル)となり、売上総利益率は130ベーシスポイント(bps)拡大し26.1%となりました。調整後のEBITDAは36%増の935百万レアル(171百万ドル)、調整後のEBITDAマージンは170ベーシスポイント増の7.5%となりました。調整後EBITDAは、GPAブラジルの商業的有効性と堅実な販売管理費のコントロールなどに支えられています。