研究参加者全員が血中THCの法定制限値を超えていたにもかかわらず、CBDリッチマリファナを吸引しても運転能力に「大きな影響はなく」、バイタルサインにも影響がないことが、新しい研究で明らかになったと、Marijuana Momentが最初に報じました 。
スイスでは、33人の参加者にそれぞれタバコとCBDリッチ・マリファナまたはプラセボを含むジョイントを与えた。その後、研究者たちは一般的なDUIテストを複数回実施した。
ベルン大学法医学研究所の研究者によると、この研究の目的は、”CBDが豊富なマリファナを含むタバコの代替品に警告するための推奨事項を知らせることと、CBDが豊富なマリファナを摂取した場合に考えられるリスクについてドライバーに情報を提供すること “だそうです。
減損の兆候は観察されなかった
ドライバーの評価は、反応テスト、複雑な刺激条件下での反応能力を測定する判定評価、幾何学的図形を比較するコグニトロンテストなど、3種類のテストで構成されています。同研究によると、今回使用されたテストは、スイスでは医療関係者が神経障害を判断するために定期的に行っているものだという。テストには、指示に従い腕を広げて目を閉じて立つテスト、指と鼻を合わせるテスト、「ウォーク・アンド・ターン」テストなどがあった。
この研究では 、 “CBDとプラセボの摂取量の比較、男性と女性の参加者の比較、1回目と2回目の試験の比較で有意差はなかった “とされています。
CBDを多く含むマリファナを吸った場合とプラセボを吸った場合では、反応時間や運動技能時間だけでなく、ストレス下の行動や集中力のパフォーマンスにも有意差は見られませんでした。
“遊離THC濃度は、THCリッチマリファナを吸引した他の研究では、障害の症状を引き起こすと考えられるレベルに達したが、今回の研究では、障害の兆候は観察されなかった。”と述べています。
研究者らは、法律で定められたTHC濃度制限値を超える可能性があるため、CBDリッチマリファナを吸った後、数時間は運転を控えるよう消費者に勧告している。
原文掲載2021年12月17日付
